近場でお出かけ 大門・西馬込

2023年2月中旬

先月、東京国立博物館に行って古墳の出土品を見てきたので、今回は芝公園にある古墳を見に行く事に。
それに2月は梅の時期。都内で行ったことのない梅園あるかな?と調べたところ、西馬込にあるとの事なので、それならばと都営地下鉄の都営まるごときっぷを使用して巡ってきました。

都営まるごときっぷは700円で、都営地下鉄・都営バス・東京さくらトラム(都電)等に乗る事が出来ます。都営線東京メトロより乗車券が少し高め、さらに都営バスは一律料金で1回の乗車が210円なので、組み合わせるとあっという間に元が取れてしまいます。今回は時間の都合で都営線しか乗りませんでしたが、それでも元は取れています。

早めのお昼を大門(浜松町)のモスバーガーでとってから芝公園へ。

ここには芝丸山古墳という、都内で一番大きい古墳があるのですが、なぜか古墳の敷地内に普通に入っていかれるのです。

説明によると古墳は既にだいぶ削られていて、写真などでよく見る形(前方後円墳など)をしていなくただの小高い丘にしか見えないので、もはや芝公園の散歩コースの一部なのかもしれません。写真は古墳の上に上がったところです。

実際、歩いてもどこが古墳なんだかさっぱりイメージがわきません。それでもここに古墳があるという事は、5世紀頃にはこの辺りに既に土地があり当時の人々が行き来していた事を、1500年後に生きている私が想像していると考えるととっても不思議で面白いです。
なお、この古墳の出土品は明治大学博物館に収蔵されているそうです。

古墳見学の後は芝公園内にあった梅の花を見ましたが、まだ時期が少し早いようでした。早咲きの梅はよく咲いていましたが、遅咲きはまだ蕾が固い状態で、全体的に見ると3分咲き位です。

芝公園駅から西馬込駅へ移動し、国道1号線沿いに7〜8分程歩いた左手に池上梅園があります。そんなに広くはないのですが綺麗に管理されていて、階段を上がらずとも下からでも梅の花が見られるようになっています。なお入園料は100円でした。

ちなみにこちらの梅もまだ3分咲き位だったので、時期的にはもう少し後(2月下旬)の方が良いかもしれないですね。

池上梅園を見終わり少し足も疲れてきましたが、この施設内には甘味処等がないのです。休憩場所はあるのですが、梅を見ながら和菓子とお茶…等は残念ながら出来ないんですよね〜。近くに池上本門寺があるので、そちら方面に移動すれば街中に何かあるのかもしれませんが、今回は立ち寄りませんでした。

中途半端に時間が余ったので、菜の花を見に浜離宮恩賜庭園へ移動。再び大門駅へ。夫がここから歩けるというので降りましたが、大門駅から乗換して汐留駅で降りて移動する方が迷わず近かったです(泣)

浜離宮恩賜庭園は以前来た事がありますが、昔、皇室の所有だったものが民間に下賜され、今も庭園を維持・管理・公開している場所くらいの認識しかありませんでした。今さらながら調べてみると歴史があって結構奥深いというか、情報量が多いというか、ついでに来るところではなく、ちゃんとメインで来てあちこち見てまわらないといけないなぁと思うのですが、今回もついでで来てしまった事と、あまり時間がないので、とりあえず菜の花と梅を目指します。
ちなみに浜離宮恩賜庭園の入園料は300円で、他の恩賜庭園も巡りたい場合はセット券があるそうです

菜の花もまだ少し早かったかな〜。1週間後くらいの方が見頃ですね。それにしても花畑と高層ビルのコントラストが対照的です。菜の花畑の近くに梅があるので、ここでも梅鑑賞。良い香りで癒されますが、よく咲いているのは日当たりの良い場所のみ。こちらもまだ少し時期が早いようです。

日頃の運動不足で足腰が疲れていたので、中島の御茶屋で和菓子とお茶をいただきたかったのですが、店の外にまで人が並んでいたので諦めました。だいぶ体が疲れていたのでガッカリ…。仕方なく富士見山の上にあったベンチで休憩。都内散歩なので何も持たずに出かけましたが、暖かいお茶と小さなお饅頭くらい持ってきても良かったなぁ。

厚手の靴下を履いていたものの、革のブーツで歩いていたせいかとても疲れましたが、梅の花と香りにとても癒されました。次回はお花見しながらスイーツ(和菓子)を食べられるよう準備してから臨みたいと思います(笑)